EIKO ROUNGE
エイコラウンジ
エーコ選手名鑑⑦「三宅愛子」その③
高校に進学する際に、加古川のような田舎(失礼・・)ではほとんどの子供は公立高校に進学する。
愛子と美佳も進学の際に考えたのは、近い将来に合宿が増えるというか、学校を休まずに、休まさずにオリンピック
までの「強化」が出来るのかどうか?だった。
何が何でも「オリンピック」を決める。後2年しかない。なら・・進学の条件も限られる。
高校の「条件」は3つあると考えた。
(1)家から学校まで自転車で行ける
(2)プールから学校までも自転車で行ける
(3)必死で勉強しなくても学力はついていける そう考えた。
愛子の兄二人は進学校の「加古川東高校」やったけど、愛子には「水泳をやらせてもいい」という親の絶対的な
「協力」が必要だった。
その当時の愛子は・・少しは「負けん気」が出て来たか?ぐらいで、レースに勝っても負けても、常にどんな時でも
飄々と淡々としていた。なので、こっちが必死で怒ってても、ドヤしてても「こいつ、解ってんのか?」と余計に
イライラ💢💢したものだった。
試合でも「ドカ~~~ン」とベストということはなく、何かが出来ても何かが出来ん。レースでもムラがある。
それも気にしてるのか?気にならないのか??ホントに「おっとりした子」やった。
なので、両親も愛子がオリンピックを目指す・・ということが「半信半疑」やったと思う。
田村コーチの「押し」に、愛子が「逆らえないだけ・・」かもしれん。
当時の愛子の本当の気持ちはいまだ不明?????。
ただ、ハッキリ言えるのは「保護者がエーコを信用してくれて、全てを預けてくれた」ということ。
けど、そんなことも、その当時は解るすべもなく、ただただ、次は・・次は・・と考えるだけやった。
高校1年生では、愛子は美佳と一緒に「ナショナルチーム」に入るのが目標やった。
けど・・・美佳は世界選手権は逃し、アジア大会の代表へ。
愛子は「ジュニア遠征」に選ばれ、エーコも愛子と一緒に1994年の「サンタクララ遠征」に行った。
その遠征はもちろんディスタンス担当で、イトマンのヤスや、ウォーターメイツのナヤと一緒に約1か月の生涯に残る
合宿、遠征、大会を経験した。
その当時・・日本のディスタンスには、木原、宮地、呉座・・とか愛子の4歳上の優秀な選手が山ほどいて・・・
「負けずに頑張らそう❢❢」とは思うものの・・・実際の愛子の練習や状態で、エーコの気持ちがメチャクチャ焦り、迷い
やらせてる愛子に対する気持ちが・・フラフラすることも多かった。
その度に、愛子に思いきり当たっていた・・・・と思う。今なら間違いなく「パ〇〇〇だ❢」(ごめん🙇)
前の選手名鑑にも書いたけど、その遠征のイトマンのヤスのレースを見て、その感動でエーコは何が何でも愛子を❢
と迷う気持ちが無くなったのも大きかった。
また、その上に、夢にまで思ったこの人と、愛子は一緒にレースで泳いでん。
「ジャネットエバンス招待大会」で愛子のはるか前を泳いでいた「エバンス」これは表彰式で写したもの。
優勝のエバンスの記録は軽く日本記録を上回ってた。愛子は3位で8分50秒ぐらいやった・・かな。
この1枚が、高校1年生の愛子に「絶対にオリンピックでエバンスと泳ぎたい」と思えたのではないかな。
テレビで見た「エバンス」が横にいて・・・そこで『愛子のメンタルが強靭』になったんやと思う。
それで・・・あれだけのことを出来た、耐え抜いた、やり切ったのやと思う。
翌年、高校2年生の愛子は、またしても「アトランタパンパシ」の代表にはなれず・・
翌年もジュニア遠征に行ってたと思う。➡ここら辺の記憶がうっ~す~い
この当時、エーコは選手を出来るだけ多くのコーチに見てもらうように、気にかけてもらえるように努めた。
出来るだけ多くのスタッフに、会員に周りに・・応援してもらえるように動いていた。
エーコがメチャ厳しいから、周りの人たちは愛子や美佳にはいつも優しかった。
もちろん、オリンピックを狙うとなると全て、自分一人では難しいと感じていた。
同じように思ってくれる周りや、応援してもらえてることを選手に感じさせることが大切やと思ってた。
美佳が初めてオリンピックに行った時・・当時の加古川のスタッフや、会員、会社の仲間とか・・・・
メチャクチャ喜んでくれて泣いてる人もいたぐらいやった。
そんなことを皆で喜ばずにどうする??皆が参加せずにどうする??そんな気持ちを強く持っていた。
だから・・その当時周りの会社仲間にはよく言ったものやった。
スタッフにも仲間にも、日本選手権は出来るだけ「見に来い❢❢」「応援に来い❢❢」と言っていた。
「エーコは絶対にオリンピック行く。だから、皆はしっかり稼いでよ。エーコは好きなだけ使うから」
・・なんて好き勝手なことを言いながら・・ネ😊
そんなところから・・・ラストの選考会までの半年に突入してん。
あ~~~、長いなこの1年!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!