怖いコーチが減った・・

一昨日も「クリスマス」とはいっても何らいつもと変わりのないような一日だった。
その前日のイヴがスペシャルデーだったので、25日などは少しは「楽」に感じた(*^_^*)
今日から、尼崎のプールでも「兵庫県水泳連盟の強化合宿」が始まった。
隣で泳ぐうちのちびっ子たちが、異様にかわいく💛感じる位、大きな中高校生ばかりだ。

お手伝いに来てたある先生が言った。
「どうして、今は怖いコーチがいなくなったのだろう??」と。
そうやな~、エーコはそんなことは感じないで~とは思いながら聞いてた。

「怒る」という動作は必要以上に「体力と気力」を消耗する。
確かに、褒めて指導する、乗せてやる気にさせて指導するのは・・とても「理想的なこと」
大人でも、子供でも。けどさ・・・で、大丈夫なんか❔それで「育ってるん?」と聞きたい。
子供も大人も「怒る」だけでは付いてこない。何でか❔何をか??をしっかりと伝えて、分からせて、理解させて
その上で、たるんでる時や、甘えてる時に「ドカン」とやるのはええことではないのか??
怖さではなくて・・どういえばいいかな??甘やかせることなく『厳しさ』を与える・・と言うか?
練習では「詰める」というかもしれない。
最後の最後で、頑張って、頑張って・・「よっしゃ~」と言うのか・・
「アカン❣」でもう一度やらせるか?
エーコは何時も、『限界の先まで』やらせたい!!と思うことが多い。
限界を伸ばすのが・・・エーコの仕事だと思っている。出来ないことだから『チャレンジ』させてるのに・・
「もうええで~」と言うのは・・本当にそれが可能だから、行けると思うから「もうええで~」なのか?
どっちゃでもええで??ということからの言葉なのかが・・微妙だ(ノД`)・゜・。。

この前、貴司が本当にええことを言っていた。
「もうアカン❣と思った時に、もうチョットだけ頑張ってみたら・・・」と。
ホント❣そうやと思う。
この言葉は・・ただ水泳だけに限らず、人と人との関係や、自分自身の行動や、考え方や・・・
すべてに対して通ずることだと思う。

練習をしてても、、、フッと抜けることがある。そこをすかさず言い続けるのか??まっ、ええか・・と
思うのかは、紙一重のこと。けど・・そこで、そこが積もって差が付くような気がしていた。
『妥協する』と言うのは自分自身のことであって・・子供自身ではないような気がする。
だ・か・ら・・・「怖いのかな??」

昔は「怖いコーチ」が多かった。けど・・・エーコの水泳の中では『怖いコーチ』はいない・・。
今までのコーチの眼で一番『凄い❣❣』と感じたのは・・・

1996年、アトランタオリンピックの本チャンのプールで、シンクロの日本チームが練習で演技の通しを
していた。その時、井村先生はガードの椅子に座って、上からその演技を見ていた。
オリンピックの本番プールの限られた時間での練習。そら・・必死で・・は当たり前やけど・・・
その時の『眼』は・・本当に凄かった。怖いとも感じたし、鳥肌もんやった!!
けど・・それを見て、若き35歳のエーコは・・・
「これが勝負するときのコーチの顔なんや!!」と痛感した。
最後の最後まで絶対に諦めることなく、絶対に妥協することなく・・・だ。
その「教訓」は今でも、生涯絶対だ❣❣と・・・思っている。

子供が「もうアカン・・」と思う考え方を、そう思ってしまうことのないように・・どこまでも・・だ。